マンションが普及し始めたのは昭和28年ごろの公的分譲住宅建設からで、昭和40年ごろには中堅所得層向けの大衆大型マンションが続々と出始めました。
その後、何度かマンションブームがありましたが、昭和61年からの第5次マンションブームと、バブル後(平成5年)の第6次マンションブームで供給された物件が現在も多数中古マンションとして賃貸市場で活躍しております。
現状の物件オーナーは1割弱が大手資本のビルオーナーで、8割強が個人、中小企業オーナーです。大手資本のビルオーナーは大型賃貸物件のみ扱う本格的なプロパティマネジメントサービスを受け、J-RITEも利用しながら売買等も視野に入れて利益を上げています。一方、個人オーナーは管理会社の建物管理中心のサービスしかなく、大手資本に対抗しうるサービスが存在しないのが現状です。
今後さらに多様化するであろう賃貸市場で成功を収め続けるには、消費者ニーズの分析や、適正価格調査、変化するリーシング方法など、解決するには複雑化・多様化し困難を極めていくと予想されます。また、個人オーナーの不動産は本質的に長期保有の資産であり、遺産でもあるので、売買よりも運用が肝心になります。
このような中、わたしたちは不動産マーケティングというノウハウを個人、中小企業オーナーにご提供することで、皆様の資産価値の形成と地元の不動産マーケットの健全な発展に寄与いたします。そして、税理士・会計士・弁護士の先生方と、商業用の建築設計で定評のある建築家、マンション・アパート建設に強い工務店などのネットワークを作り上げ、リーズナブルで質の高いプラットフォームをご提供しております。
新築すれば満室になる時代から、
新たなフェーズへ
わたしたちピーエムプラスは個人オーナーや中小企業オーナーに適切にアドバイスができるマーケティング業務、賃貸価格調査、事業推計を行い、マーケットの高値で成約する賃貸事業計画策定と実際に竣工後満室にすることを約束するリーシング業務まで、計画から入居者募集までを一貫した業務とする新会社をスタートさせました。
ひと昔前は賃貸マンションも新築すれば満室になりました。しかし今や、少子高齢化で人口の減少が叫ばれるなか、他の製品と同様にお客様に気に入られなければ、新築物件でさえ価格競争に巻き込まれ満室にはなりません。他方、しっかりと差別化された建物は少々高くても入居者は喜んで選ばれます。
入居者募集のプロである仲介不動産業者に空室対策を任せると本質的な対策が後回しとなり、客付けのために賃料などの値下げに走り、大切な物件価値が棄損して価格競争に巻き込まれてしまうケースも多々見受けられます。
わたしたちピーエムプラスは、お客様の資産を様々な角度から検証し、今までにないマーチャンダイジングでターゲットである入居者が住みたくなるお部屋づくりや募集の仕方、そして新たなフェーズに対応した効率的な資産活用が可能となるサービスを提供してまいります。
ピーエムプラス株式会社
専務取締役
伊庭 久裕